数十年に1度咲くリュウゼツラン 開花の瞬間捉えた!

秋田県大潟村の県農業研修センター内にある生態系公園観賞温室で、1世紀に1度花を咲かせるという意味から「センチュリー・プラント」という別名を持つリュウゼツラン(竜舌蘭)が開花し、訪れた人たちを楽しませている。つぼみの段階からカメラを設置し、「世紀の植物」の「世紀の瞬間」を捉えた。
(デジタル編集部・大久保瑠衣)

「一生に一度しか咲かない花が咲きそうなんですよ」

2月下旬。「サボテンの日」である3月10日に合わせてサボテンの記事を書こうと記者が訪れた観賞温室。そこでいつもお世話になっているスタッフが教えてくれた。

リュウゼツランはメキシコを中心に南北アメリカに分布している多肉植物の一種で、テキーラの原料としても知られている。日本では観賞用として栽培され、独特な形状の葉や美しい花が人気を集めている。葉が肉厚で鋭いトゲを持つことから、伝説上の生き物である竜の舌になぞらえて名前がつけられたという。

センチュリー・プラントといわれるが、実際は花が咲くまで熱帯地方で10~20年、日本で30~60年ほどだという。生態系公園では2008年に37年生の株が1度花を咲かせており、今回はその子株とみられる。


スタッフによると、リュウゼツランに変化が起きたのは昨年10月。葉が放射状に広がる中心から太い花茎が伸び出した。ぐんぐんと伸びた花茎の1・5メートルほどから上につぼみがつき始めた。今年に入り、2月末には花茎が3メートルに成長。30個ほどのつぼみの房がついた。


植物の専門家であるスタッフも「いつ咲くのか、どんな花か、咲いてみないとわからない」という。数日で咲くかもしれないし、まだ花茎が成長する可能性もある。それほど見る機会のない貴重な状況ということだ。

3月に入ると好天が続き、温室内は暖かい空気に包まれた。動きが見られたのは7日ごろ。花茎についている下の方のつぼみが開き、黄色いおしべが伸びる様子が見えた。伝播するかのように数日の間に次々と咲きだし、1週間で10個ほどのつぼみの塊が開花した。訪れた人は「初めて見た」「何かいいことありそう」と言いながらスマートフォンで写真を撮っていた。


スタッフは「温室のような環境が整わないと秋田で花を咲かせるのは難しい。一度咲けば枯れてしまう貴重な花をぜひ見に来てほしい」と話している。

リュウゼツランの花はまだつぼみも多く、来月以降も楽しめそう。観賞温室の開園時間は午前9時~午後5時(最終入園4時半)。月曜休園。入園無料。

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