絆の「中華そば」10日まで311円 宮古の「大久保」、復興支援へ寄付

東日本大震災復興やトルコ・シリア大地震支援のため、311円の中華そばを提供する大久保久枝さん(右)
 宮古市崎鍬ケ崎の野菜たっぷりタンメンの店大久保(大久保秀司代表)は9、10の両日、人気メニュー「昔ながらの中華そば」を311円で提供し、売り上げ全額を市の東日本大震災復興支援とトルコ・シリア大地震支援に寄付する。

 秀司さん(55)と妻の久枝さん(56)が震災10年目に企画し3回目。中華そばは震災後に店を再開した際、唯一提供できたメニューだ。通常は630円。

 震災で父佐々木喜久蔵さん=当時(69)、弟佐々木徹さん=同(41)=を亡くした久枝さんは「つらかったが、今は父も弟も常に一緒にいて応援してくれている気がする」とほほ笑み、「あの時、みんなで助け合ったことを年に一度思い出したい」と思いを込める。

 両日の営業は午前11時~午後3時だが、スープがなくなり次第終了。ラーメンの種類は中華そばのみになる。トルコ・シリア大地震の募金箱は31日まで設置している。

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