心通わすキツネと絵師 遠野で市民劇、前回中止糧に意気込み

稽古に熱が入る佐々木琶音さん(左)と赤坂康紀さん
 遠野市民の舞台、第48回遠野物語ファンタジー「きつねの絵筆」(制作委主催)は18、19の両日、同市新町の市民センターで上演される。遠野物語拾遺(しゅうい)を基に、いたずらキツネと供養絵師の心の交流を描く。

 拾遺193話に登場する多賀神社のいたずらキツネ。194話には江戸時代に実在した供養絵師外川仕候(しこう)とキツネの化かし合いが記され、これを基に物語を膨らませた。

 前回は新型コロナウイルス禍で上演直前に中止に。進学などで出演者は半数ほど変わったが、変わらぬ情熱で稽古を重ねている。

 【公演日程】18日午後6時半、19日午前10時半、午後2時半の3回公演。遠野市新町1の10の市民センターで。チケットは一般1300円、高校生以下600円(当日は200円増)。とぴあや市民センターなどで販売。問い合わせは市教育文化振興財団(0198・62・6191)へ。

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