栗駒山開き、残雪踏みしめ登山満喫 須川コース一部通行止め

残雪の上を歩くツアー参加者
 秋田、岩手、宮城の3県にまたがる栗駒山(1626メートル)の山開きが19日行われた。多くの愛好者が残雪を踏みしめながら登山を楽しんだ。

 東成瀬村と岩手県一関市の境近くにある須川ビジターセンターでは安全祈願祭が開かれ、関係自治体や観光客ら約40人が出席した。

 今年は昭和湖付近で高い火山ガス濃度が観測されたことから、頂上へと続く須川コースの一部が通行禁止となっている。一関市の勝部修市長は「須川コースが閉鎖となっているが、自然環境に対処するためにはやむを得ない。これからも栗駒山という各県共通の財産をみんなで大事にしていきたい」とあいさつ。東成瀬村の糯田正宏副村長ら15人がセンター前でテープカットを行い、登山シーズンの到来を祝った。

 この日は一関市観光協会が山開きに合わせ、名残ヶ原湿原周辺を巡るトレッキングツアーを企画。ツアー客らはセンターそばの登山口から入山。残雪を踏みしめながら約1時間の道のりを歩き、道すがらに咲く高山植物のミネズオウやイワカガミのかれんな花を楽しんだ。

 仙台市から妻と参加した太田平雄さん(70)は「何度も栗駒山に登っているが、山開きに合わせて登るのは初めてで楽しかった。また散策や温泉を楽しみに来たい」と話した。

 岩手県が一部閉鎖中の須川コースの迂回路として設定している産沼コースは雪が多く残っており、同県は雪解けを待って迂回路の整備に取りかかる予定。

 ガイドグループ「栗駒山麓遊ゆうの会」の東屋幹男会長(70)は「高原にはさまざまな高山植物が群生しており、散策コースは初心者にもお勧めできる。木道が整備されており歩きやすいので、気軽に訪れて散策を楽しんでもらいたい」と話している。

東成瀬村

秋田
「神の絨毯」秋の気配 栗駒山山頂付近、赤や黄鮮やか
秋田
登山道一部閉鎖の栗駒山、安全です 清掃登山でアピール
秋田
「花の名山」焼石岳、鮮やか 東成瀬村側、登山道を歩く
秋田
山間に春、東成瀬の国道342号開通 栗駒山荘も営業再開
秋田
ジュネス栗駒スキー場(秋田県東成瀬村)