
岩手大ダイバーシティ推進室(室長・海妻径子副学長)は、同大ゆかりの小学校教員で歌人の西塔幸子(さいとう・こうこ)(1900~36年)と同大初の女性助教授となった鷹觜(たかのはし)テルさん(1921~2000年)の功績を紹介する展示会を、盛岡市上田の同大図書館アザリアギャラリーで開いている。本県の女性教育者2人の生涯と情熱を発信している。
矢巾町出身の西塔は、同大の前身の一つである岩手師範学校女子部を卒業。久慈や下閉伊地域などの小学校で教壇に立つ傍ら、子ども8人を産み育てながら歌作にもいそしんだ。「務めもつ身は悲しかり朝戸出に我(われ)を慕ひて泣く吾子(あ(わ)こ)の声」の短歌には、現代にも通ずる仕事や家庭の両立に悩む姿が映る。
奥州市江刺出身の鷹觜さんは、小学校教員を経て同女子部(後の同大)助教授となり、食物と健康の相関に関する研究に力を注いだ。県内の農山漁村を中心に全国で実地調査をしながら、生活改良普及や栄養指導などに貢献し、同大の優秀女性大学院生学長表彰には鷹觜さんの名を冠する。
11月3日まで。午前10時~午後3時で入場無料。
矢巾町出身の西塔は、同大の前身の一つである岩手師範学校女子部を卒業。久慈や下閉伊地域などの小学校で教壇に立つ傍ら、子ども8人を産み育てながら歌作にもいそしんだ。「務めもつ身は悲しかり朝戸出に我(われ)を慕ひて泣く吾子(あ(わ)こ)の声」の短歌には、現代にも通ずる仕事や家庭の両立に悩む姿が映る。
奥州市江刺出身の鷹觜さんは、小学校教員を経て同女子部(後の同大)助教授となり、食物と健康の相関に関する研究に力を注いだ。県内の農山漁村を中心に全国で実地調査をしながら、生活改良普及や栄養指導などに貢献し、同大の優秀女性大学院生学長表彰には鷹觜さんの名を冠する。
11月3日まで。午前10時~午後3時で入場無料。