芸術性と思いあふれる作品 久慈の障害者支援・はあと舎初展示

初の作品展を開いているはあと舎の利用者と職員
 障害者支援活動を展開する久慈市西の沢のNPO法人はあと舎(古舘美奈子理事長)は、同市侍浜町の芸術村あーとびる麦生(むぎょう)で初の利用者作品展を開いている。野山散策で見た風景や本などを参考に作った大小さまざまな花や、ちりめんを加工する「つまみ細工」などを展示。作品を手がけた12人全員で描いた絵画も並び、豊かな芸術性が会場にあふれている。

 バラをイメージして赤色の厚紙で作った花や直径1メートルの巨大な黄色の花、5センチほどの小さい花を小型ベンチに敷き詰めた作品などを展示。高さ3メートルほどの木の枝には、直径10センチの色とりどりの花を貼り付けた。

 12人で完成させた「牛島と月光」は横180センチ、縦90センチの大作だ。アクリルと水彩の絵の具で描き、月夜に照らされた牛島は黄色と緑色を組み合わせて印象的に仕上げた。光るビーズを使い、満月の輝きや闇夜の星も表している。

 11月末までで、あーとびる麦生は土日のみ開館。午前10時~午後4時。観覧無料。問い合わせは同施設(0194・58・2429)へ。

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