小さくてカラフル 暖かい海域の魚、男鹿の海に

鮮やかな黄色地に黒い斑点が浮かぶミナミハコフグ
 秋田県の男鹿半島沿岸の海の中を、珍しいカラフルな魚が泳ぐ。南方系と呼ばれる、暖かい海域に生息する魚たちだ。毎年この時期に暖流に流されて現れ、秋にだけ観察できることからダイバーの間で人気となっている。

 真っ青な体に黄色い尾ひれが目を引く「ソラスズメダイ」、鮮やかな黄色地に黒い斑点が浮かぶ「ミナミハコフグ」。いずれも南方系の幼魚で、戸賀地区の海で観察できる。秋田市でダイビングスクールを営む佐々木理佳さん(59)は「限られた期間にほんの一瞬だけ見られる。一期一会が魅力」と目を細める。

 他にも「オヤビッチャ」「キンチャクダイ」などが9月から10月にかけて姿を見せる。こうした南方系の魚たちは、日本海を北上する暖流の対馬海流に乗って暖かい海域からやってくるが、越冬できずに死んでしまうことから「死滅回遊魚」と呼ばれる。

 佐々木さんによると、水温が20度を下回る10月下旬ごろには見られなくなるという。

 大きさはいずれも数センチ程度。「カラフルな魚体が目立つため潜るたびに気付くがすぐに岩陰に隠れてしまい、じっくり見るにはひょっこり出てくるのを待つしかない」といい、観察や撮影は難しい。

 例年は1匹ずつ単体で泳いでいるが「今年は群れとまでは言わないが、3~4匹ずつ見かける。例年より数が多い印象だ」と話した。

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