横手市で「観光ぶどうまつり」開催中 色づき良く甘味も十分

たわわに実ったブドウが甘い香りを漂わせる中で行われた開園式=長瀞観光ぶどう園
 「横手観光ぶどうまつり」が、秋田県横手市の大沢、皿木両地区で開かれている。横手観光ぶどう会(中村章会長)に加盟する生産者が、両地区を通る国道107号沿いに15の直売所を開設し、旬のブドウを販売。生育や収穫状況などによっては10月下旬ごろまで販売される予定。

 まつりが始まった8月26日には、同市山内大沢の長瀞(ながとろ)観光ぶどう園で開園式が開かれ、生産者ら約50人がシーズンの到来を祝った。

 長瀞観光ぶどう園ではキャンベル(黒)やノースレッド(赤)、ナイアガラ(緑)といった品種のブドウがたわわに実り、甘い香りを漂わせていた。園によると、2年連続の豪雪、低温や大雨など天候不順に悩まされたが、寒暖差の中で今季もよく引き締まった果実に育ったという。

 中村会長(67)は「例年より1週間ほど早く熟し、色づきが良く糖度も高い。多くの人に味わってもらいたい」と話した。

 式終了後、会員と横手署員が「グレープ防犯パトロール」を実施し、盗難に警戒するよう呼びかけた。

 キャンベルやノースレッドは既に収穫適期を迎えており、9月上旬にはナイアガラと巨峰、中旬以降はシャインマスカットがそれぞれ適期となる見込み。

 横手観光ぶどう会に所属するぶどう園のうち、長瀞観光ぶどう園と、まるさんぶどう園ではもぎ取り体験もできる。開園は10月中旬までの予定。

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