北上・みちのく芸能まつり6日開幕 県内外の団体が一堂に

大群舞のはやし方の役割を果たすため、練習に汗を流す谷地鬼剣舞のメンバー
 県内外の民俗芸能団体が一堂に会する夏の祭典、第61回北上・みちのく芸能まつり(運営委員会主催)は6日、北上市大通りなどを会場に2日間の日程で開幕する。新型コロナウイルス禍に伴い2年連続で中止となり、長い歴史を持つ地元の鬼剣舞団体は久々の晴れ舞台に向け気合十分。市民パレードの演目として28年ぶりに復活する同市の小鳥崎さんさ踊りの保存会も芸能文化を発信しようと練習に精を出している。

 刀を身に着け、威勢のいい掛け声に合わせて基本の演目「一番庭」を一斉に舞う。「扇をこう返すときれいな動きになるよ」。ベテランの踊り手が休憩時間に助言し、完成度を高める。

 1910(明治43)年に創始し、国指定重要無形民俗文化財の滑田(なめしだ)鬼剣舞から秘伝書を伝授されて今年で110年の節目を迎える同市の谷地(やち)鬼剣舞(高橋清則庭元)。コロナで公演の機会は大幅に減ったが、小学3年から70代までの約30人は毎週1回、同市上江釣子の谷地公民館で地道に練習を重ねてきた。

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