写真と絵が入り交じる作品 北上で石田貴裕さん美術展

小作品が壁一面を飾る「Organizational chart1-65」(部分)
 北上市の美術家石田貴裕さんの個展「NEUTRALS」は、北上市大通りの諄子美術館で開かれている。変装して撮影したセルフポートレートを基に、写真をデジタル加工して転写した88点。写真と絵、現実と非現実、それらを横断するような曖昧なイメージが見る人を引き込む。

 ひときわ目を引くのが、縦22センチ、横17センチの小品65点で壁を埋めた「Organizational chart1-65」。ゴシック風のドレスやチャイナ服、東洋の怪しげなネオン看板を思わせる漢字などをコラージュした千変万化の作品群に圧倒される。

 作品の一部分を意図的に照らすライティングにもこだわり、作品世界への没入感を生んでいる。

 「作品ありきの展覧会場にしたかった。見た人にさまざまな感覚を想起させる表現を目指したい」と狙いを語る。

 1988年北上市生まれ。2009年から独学で油絵の制作を始めた。

 6月11日まで。午前11時から午後4時(入館は同3時半)まで。月、木曜休館。18歳以上200円。

 5月21日と6月4日の午後1時から、制作過程を披露するパフォーマンスも行う。問い合わせは同館(090・9635・0303)へ。

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