名画「ひまわり」で平和を訴え 一関シネプラザ、きょうから上映

「一人でも多くの人に見てほしい」と呼びかける(左から)佐藤謹一郎さん、及川五郎さん、菅原和子さん
 ウクライナで撮影され、再上映が全国で広がるイタリア映画「ひまわり」が、一関市磐井町の映画館、一関シネプラザ(松本健樹社長)で13~24日に上映される。市民有志による「映画ひまわりを広める会」が支援。世話人代表の佐藤謹一郎さん(88)は「ウクライナへ思いをはせてほしい」と半世紀前の名作に今の戦禍を重ねる。

 映画館は多くのファンの後押しを受け、4月に銀幕を復活。再開後、客から「『ひまわり』はやらないの」と尋ねられ、松本社長(76)が「俺がウクライナに役立てるとすれば、この映画をやることぐらい」と上映を決めた。

 「多くの人に見てほしい」と考え、昔から付き合いのある佐藤さんに上映への協力を求めた。3月から市内の街頭に立ち、ロシアの侵攻に抗議するスタンディング活動を続ける佐藤さんが快諾し、仲間ら6人と「広める会」を結成した。

 「ひまわり」は戦争で引き裂かれた夫婦の悲劇を描く。「悲しみが切々と伝わる」。佐藤さんも、映画館の近所に住む菅原和子さん(74)も公開された1970年ごろ、映画館で感銘を受けた。菅原さんがチラシを2千枚作り、メンバーと上映周知に奔走した。

 ロシアの侵攻が続く今、悲しい愛の物語は観客にどんなメッセージをもたらすのか。メンバーの及川五郎さん(77)は「この映画で戦争はもう終わったはずなのに」とつぶやいた。

 上映時刻、料金などの問い合わせは一関シネプラザ(0191・23・2902)へ。

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