「空のサービス」を地上で…由利鉄レストラン列車でCAが接客

料理の配膳を担当したANAの原さん
 客室乗務員(CA)の接客を地上で満喫―。航空会社から県へ出向しているCA2人が接客を務める「レストラン列車」が23日、由利本荘市を走る鳥海山ろく線(運営・由利高原鉄道)で運行された。市民ら9人が、地元のシェフが腕によりをかけて作ったイタリア料理に舌鼓を打ち、CAによる丁寧な接客を楽しんだ。



 列車で接客したのは日本航空(JAL)の斉藤朱音(あかね)さん(30)と、全日本空輸(ANA)の原真里奈さん(29)。由利本荘市のイタリア料理店「アフェットアキタ」の村上茂シェフ(43)が調理を担当した。

 事前に申し込んだ9人が乗車。料金は1人1万5千円で、村上シェフが店で作り列車内で盛り付けた「マダイのコンフィ」「秋田由利牛ロースト」など計6品が提供された。



 斉藤さんは車内アナウンスを担当。マイクで「お味はいかがですか」などと優しく声を掛けたほか、料理やワインについて伸びやかな声で一品ごとに説明した。

 原さんは料理やワインの提供を担当。乗客一人一人の食べるスピードに合わせ料理を運び、ワイングラスを置きながら笑顔で乗客に語り掛けていた。

 乗車した伊藤キエさん(80)=由利本荘市前郷=は「料理も良かったし、CAさんが車内を温かい雰囲気にしてくれて楽しかった」と満足そうな様子だった。



 レストラン列車運行は、CA2人が自分たちの技能を生かそうと企画。過去に何度かレストラン列車を開催している由利高原鉄道や、村上シェフと、昨年秋から打ち合わせを重ねていた。

 斉藤さんは「企画を通して地域のさまざまな人と出会えたのが良かった」と語り、原さんは「今回の企画で得た知識や、感じたことを今後に生かしたい」と話した。

 県には、昨年4月から、2人を含む航空2社の7人が出向している。

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