水沢鉱山の歴史たどる企画展 北上市立博物館和賀分館

約300年にわたる水沢鉱山の変遷を紹介する企画展
 北上市和賀町横川目の市立博物館和賀分館(杉本良館長)は、企画展「水沢鉱山展」を3月6日まで開いている。江戸時代から1954年の閉山まで、日本の近代化と地域の発展を支えた同鉱山の変遷を文献でひもとく。

 同鉱山は現在の同市和賀町岩沢に位置し、1661(寛文元)年に開創。当時の主要輸出品である銅を主に産出し、盛岡藩や地元商人らが運営した。同藩家老の執務日誌「雑書」によると、17世紀の12年間で計620トンの銅を他領に移出。一方で雪崩による死亡事故や鉱山病の記述もあり、作業が危険と隣り合わせだった実態を伝える。

 明治以降は近代化に伴い銅の需要が拡大。最盛期を迎えた大正初期には、一帯に小学校や郵便局が設立され、最大約3千人が住む一大産業地域に発展した。地域紙「和賀新聞」(1906年発行)が当時の作業員の福利厚生や機械設備、懇親会の盛況ぶりを伝える記事も展示する。

 同博物館の渋谷洋祐館長補佐は「水沢鉱山は今後も研究が進む魅力的な遺産。さまざまな角度から考察を楽しんで」と呼び掛ける。

 午前10時~午後4時(最終入館は同3時半)。休館日は14、15、21、24、28日。入館無料。問い合わせは同博物館本館(0197・64・1756)へ。

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