
文学作品としての遠野物語は、いかに生まれたのか-。筆者の民俗学者柳田国男(1875~1962年)が出版に当たり、推敲(すいこう)を重ねた過程をたどる「原本 遠野物語」(岩波書店)が発刊された。和紙に筆書きした草稿など直筆の貴重な資料を余すことなく収録。多くの知られざる側面が明らかになり、不朽の名著に新たな知見をもたらす一冊になりそうだ。
A4判224ページ、5500円。県内の主な書店で購入できる。
A4判224ページ、5500円。県内の主な書店で購入できる。