甲子柿発信へ名〝あん〟 釜石・もち屋くどう、冷凍和菓子を販売

甲子柿を広く発信する新たな冷凍和菓子「甲子柿もち」を手にする工藤誠専務
 釜石市のいわて釜石もち屋くどう(工藤純二代表取締役)は市特産の甲子柿をアレンジした冷凍和菓子「甲子柿もち」の本格販売を始めた。ひび割れや傷がある柿を加工し、食品ロス削減にも取り組む。通年楽しめる新たなあんこ餅として、地元の「味力」を全国に広く発信する。

 市内の生産者から買い取った甲子柿をジャムにして白あんに混ぜ、柿の色や風味を生かした練りあんをつくり、餅にかけた。石臼ときねでついた餅はこしが強く、なめらかで粘りのある食感。最新技術で冷凍し、自然解凍で「いつでも、どこでも」味わうことができる。

 甲子柿は約1週間煙でいぶすことで甘味が増す釜石市の特産品で、3月に伝統的な農産物などを保護する国の地理的表示(GI)保護制度に登録。8月には機能性表示食品の認定も受けた。全国の注目も高まるが賞味期限が短く、生産量も限られている。

 幼い頃、駄菓子屋に並ぶ甲子柿をよく食べたという工藤誠専務(54)が「もっと釜石の味をPRしたい」と始動。ジャムと白あんの比率や甘さなどを変えながら試作を繰り返した。「甲子柿もこだわりのきねつきの餅も、地域に残る本物の味を幅広い世代に届けたい」と語る。

 1ケース丸餅4個入り(180グラム)で702円。同市定内町の工場直売所や同市の道の駅釜石仙人峠、オンラインショップ(https://mochiya-kudo.com/)などで購入できる。

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