一戸の息吹感じる日本酒 南部美人、町産原料使い初しぼり

一戸高生がラベルをデザインした「一吹(いぶき)」
 二戸市福岡の酒造会社南部美人(久慈浩介社長)は2日、同市下斗米の馬仙峡蔵で、一戸町の原料を使って仕込んだ酒を初めてしぼった。一戸高生有志が「一吹(いぶき)」と名付け、デザインしたラベルもお披露目。地域がつながり、完成した酒は10日に発売される。世界遺産登録された御所野遺跡を訪れる観光客のお土産としても注目されそうだ。

 一戸南小児童も田植えや稲刈りに参加した同町産のコメ「いわてっこ」と、同町奥中山・西岳の湧き水を使い11月上旬に仕込んだ。2日は久慈社長や小野寺美登町長らがしぼった酒を試飲した。

 一戸高生が名付けた「一吹」には、町の魅力でもある人の温かさや自然の豊かさを、新たに吹き込む風に乗せて届けたいとの願いを込めた。デザインしたラベルには西岳や星空をあしらい、思いを表現した。

 小野寺町長は「本当においしい。国内外の人に飲んでもらいたい」と期待し、久慈社長は「西岳の水のやわらかさが味に出た。冷やして一戸の料理とともに楽しんで」とPRした。

 一戸町の酒販店や二戸市の同社、なにゃーとなどで販売する。720ミリリットル1980円、300ミリリットル990円。

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