
もりげき八時の芝居小屋第173回公演「夢遠く、十の夜を漂いて。」は11月3~5日、盛岡市松尾町の盛岡劇場タウンホールで上演される。
原作は夏目漱石の短編小説「夢十夜」。「こんな夢を見た。」という書き出しで始まる幻想的な10編の物語を基に、角舘信哉さん(ライナー・ノーツ)が朗読劇の脚本を書き、NHK杯全国高校放送コンテスト朗読部門で入賞経験のある佐藤玲香さんが演出する。「小さいカフェなどで朗読公演をやりたい」というかねてからの2人の構想が、新型コロナウイルス禍を経て劇場公演に結実した。
原作をそのまま脚本にするのではなく、角舘さんの感情から生まれた10の夜の話を、演劇よりも解釈の多様性があるという朗読という表現に委ねる。「朗読は言葉に依存する表現。言葉を見る『視覚』、声で聞く『聴覚』、その結果の『思考』という三つの領域を突き詰めている」と佐藤さん。角舘さんは「(午後8時開演の)八芝なので夜の話をやりたかった。夢見心地になって帰ってもらえたら」と語る。
午後8時開演。前売り千円、当日1200円。カルテットオンラインの専用チケットフォームか、同劇場窓口で予約する。問い合わせは同劇場(019・622・2258)へ。
原作は夏目漱石の短編小説「夢十夜」。「こんな夢を見た。」という書き出しで始まる幻想的な10編の物語を基に、角舘信哉さん(ライナー・ノーツ)が朗読劇の脚本を書き、NHK杯全国高校放送コンテスト朗読部門で入賞経験のある佐藤玲香さんが演出する。「小さいカフェなどで朗読公演をやりたい」というかねてからの2人の構想が、新型コロナウイルス禍を経て劇場公演に結実した。
原作をそのまま脚本にするのではなく、角舘さんの感情から生まれた10の夜の話を、演劇よりも解釈の多様性があるという朗読という表現に委ねる。「朗読は言葉に依存する表現。言葉を見る『視覚』、声で聞く『聴覚』、その結果の『思考』という三つの領域を突き詰めている」と佐藤さん。角舘さんは「(午後8時開演の)八芝なので夜の話をやりたかった。夢見心地になって帰ってもらえたら」と語る。
午後8時開演。前売り千円、当日1200円。カルテットオンラインの専用チケットフォームか、同劇場窓口で予約する。問い合わせは同劇場(019・622・2258)へ。