南極探検家・白瀬を支えた家族描く わらび座新作ミュージカル

記者会見に出席した制作陣や出演者ら
 秋田県仙北市の劇団わらび座は11月27日~来年3月21日、新作ミュージカル「だってあなたの娘ですから~南極探検家白瀬矗(のぶ)と家族の物語~」を、同市のあきた芸術村小劇場で上演する。28日、にかほ市役所象潟庁舎で制作発表会見が開かれ、制作陣や出演者らが公演への意気込みを語った。

 にかほ市金浦出身で、日本初の南極探検家・白瀬矗中尉(1861~1946年)と、妻のやす、娘の武子が主人公。今年は白瀬矗生誕160年、大和雪原到達110周年の節目でもある。ミュージカルでは、南極から戻り、探検のために費やした多大な借金の返済に追われる白瀬と、それを支える家族の様子などを描く。

 脚本と演出を手掛けるのは、2012年の県民ミュージカル「白瀬中尉物語」を担当した栗城宏さん。「誰もが楽しめるような、元気が出る作品にしたいと思っている。新型コロナウイルス禍で未来に希望が持てない子どもたちもいると思う。大きな絶望を乗り越えるものは何なのかという視点で、家族3人の人生を描いていきたい」と語った。

 白瀬を渡辺哲さん、やすを丸山有子さん、武子を久保田美宥さんが演じる。丸山さんは「未来を担う子どもたちが白瀬のように夢や希望を持って歩み続けられるよう、背中を押せる作品になったら幸い。精いっぱい演じたい」と力を込めた。

 公演では、来場者の家族へ感謝の言葉を伝える特別企画も計画している。「だってあなたの母ですから」「だってあなたの息子ですから」などと締めくくったメッセージを、舞台の最後に来場者に代わって出演者が読み上げる。

 にかほ市の小学5、6年生と中学1、2年生の計約700人は、来年1月までにわらび座で観劇することが決まっている。市川雄次市長は「今まで見たことのない白瀬を見られるのではないか。観劇した市民が白瀬について改めて認識し、どういう人物だったのか考えるきっかけになればいい」と期待を寄せた。

 前売り券は一般2500円、小中学生1800円(当日券は各300円増)、幼児は前売り、当日とも550円。

 予約、問い合わせはあきた芸術村予約センターTEL0187・44・3939

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