マリエントで企画展「水の中の三社大祭」/八戸

三社大祭の山車に見立てた水槽をのぞく子ども。「好適環境水」を使っており、海の魚と川の魚を同じ水槽で眺めることができる

 青森県八戸市の水産科学館マリエントで、八戸三社大祭にちなんだ魚11種類、計41匹を展示した企画展「水の中の三社大祭」が開かれている。華やかな山車や、にぎやかなおはやしを連想させる色鮮やかな魚たちが、来場者の目を楽しませている。29日まで。

 新型コロナウイルスの影響で、今年も八戸三社大祭の山車運行が中止となったことから、少しでもお祭り気分を味わってほしい-と同館が企画した。

 大きな顔と黄色いしま模様を持つ「タイガージョーフィッシュ」は、まるで獅子舞のよう。横に細長い姿が特徴の「オイランヨウジ」は、おはやしで使われる横笛を連想させる。

 また、カラフルな装飾を施し山車に見立てた水槽には、海水魚と淡水魚が一緒に成育できる「好適環境水」を使用。海水魚の「ハタタテダイ」と淡水魚の金魚が一緒に泳ぐ珍しい姿を見ることができる。

 おいらせ町の小瀬川莉心(りこ)さん(木内々小3年)は、母の実奈美さん(31)と訪れ「カラフルできれいな魚がたくさんいて、面白い」と笑顔で話していた。

 マリエントの中屋敷一刀(かずと)さんは「水の中の生き物たちから想像を膨らませ、三社大祭の雰囲気を楽しんでほしい」と語った。

大きな顔や黄色いしま模様が獅子舞に似ている「タイガージョーフィッシュ」

おはやしで使う横笛を連想させる「オイランヨウジ」

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