元校長が寄贈のピアノ、田沢湖駅で第二の人生 誰でも演奏可

駅を訪れた人たちに見守られながら演奏する古郡さん
 秋田県仙北市のJR田沢湖駅に21日、誰もが自由に弾けるピアノが設置された。田沢湖ロータリークラブ(西村隆作会長)が駅のにぎわいにつなげようと置いたもので、西村会長は「たくさんの方々の笑顔と幸せを運んでくれたら最高」と話している。

 生保内中学校の校長や田沢湖町教育委員長などを務めた稲田久さん(故人)が合併前の田沢湖町に寄贈したピアノで、長年、仙北市田沢出張所で保管されていた。

 テレビ番組で、世界各地の空港や駅にピアノが置かれているのを目にした西村会長が「列車を待つ間、もしピアノの音色が流れたら安らげる。田沢湖駅にもあればいいのではないか」とロータリークラブに提案。市に学校の統廃合などで使われなくなったピアノがないか相談したところ、このピアノを貸与してもらえることになった。

 この日のセレモニーには西村会長らロータリークラブの会員や門脇光浩市長、田松巧駅長が参加。門脇市長は「ピアノが駅を利用する人の力になる」とあいさつした。

 また市内で音楽教室を主宰する安藤満里さん(65)が「エリーゼのために」を演奏。田沢湖駅前などでピアノ教室を主宰する古郡理紗さん(31)が「赤いスイートピー」を弾き、駅を訪れた人たちを楽しませた。

 「新型コロナウイルスの影響で各所で演奏会が中止になり、音楽に親しむ場面が減っている。音楽を身近に感じる機会が増えてうれしい」と古郡さん。田松駅長は「ピアノの音色で駅が明るくなる。田沢湖を訪れた人の思い出の一つになればいい」と話した。

 ピアノを演奏できる時間は午前8時から午後5時まで。

仙北市

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