参道の倒木を撤去、まずは一安心 由利本荘の折渡千体地蔵

折渡千体地蔵の参道で行われた倒木の撤去作業
 秋田県由利本荘市岩谷麓の折渡(おりわたり)千体地蔵の参道に倒れかかり、参拝の妨げになっていた立ち木が撤去された。参拝客の安全確保にめどが立ち、関係者からは安心の声が聞かれた。

 千体地蔵は、同市赤田の長谷(ちょうこく)寺を開いた是山(ぜさん)禅師が建立したとされる本尊の「折渡延命地蔵」のほか、地元住民が1989年から2年かけて参道脇の4キロほどに設置した1012体が並ぶ。周辺はアジサイの名所として知られ、7月の開花時期や例大祭には多くの人が訪れる。

 昨年11月末、参道の中腹にあった高さ約28メートル、直径約50センチのケヤキが、斜面下方の木々に覆いかぶさるような格好で斜めになっているのが見つかった。撤去作業は、住民らでつくる折渡千体地蔵護持会(高橋光一会長)が地元の林業会社に委託。3月25、26日に大型クレーンを使って行われた。

 アームを高さ約30メートルまで伸ばし、作業員が枝の部分から順に切り落とした。太く重い幹の部分はクレーンでつり上げ、地蔵や参道を傷つけないよう慎重に搬出した。

 現場は30度近い斜度があり、難しい作業となったが、作業員らは倒れかかったケヤキのほか、スギなど計10本を伐採して参道付近を整えた。

 護持会によると、参道の数カ所にロープを張って注意を呼び掛け、3月上旬まで様子を見てきたが、危険な状態は変わらなかったため、撤去することに決めた。

 今後は参道の補修や地蔵の一部移設も行い、今月上旬には完了する見通し。高橋会長は「まずはひと安心。多くの人に訪れてもらいたい」と話した。

由利本荘市

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