藤里町の冬キャン人気! 立地や条件好評、新たな観光資源に

1月下旬から試験営業を始め、好評を得ている藤里町の雪中キャンプ場
 秋田県藤里町藤琴で試験営業している雪中キャンプ場の利用者が、オープンから1カ月余りで100組を超えた。運営する町観光物産拠点「白神山地森のえき」は来シーズンの本格営業を予定しており、好評ぶりに「新たな観光資源として期待できる」と手応えを感じている。

 雪中キャンプ場は、森のえき裏手と旧町営温泉保養所跡地の2カ所で今月末まで営業する。1泊500円で、日中の利用は無料。森のえきによると、オープンした1月23日から今月7日までの利用客は116組に上った。土日を中心に盛況で、当日に天気を見極めて申し込む例も多いという。

 利用客の約半数が1人でのソロキャンプ。複数で訪れ、1人ずつ別々にテントを張る人もいる。ツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)やユーチューブを通じて存在が認知され、横手市や大仙市など県南のほか、隣県の青森、岩手からも訪れている。

 友人と初めて1泊し、近くにある銚子の滝などを散策した由利本荘市西目町の会社員鷹島剛さん(49)は「自然の風景が楽しめる場所で、伸び伸び過ごせた。来年以降も営業してほしい」と期待した。

 青森県弘前市から来た自営業男性(57)は、北東北に冬でも泊まれるキャンプ場が限られ、北海道まで足を運んでいたといい「道路も整っていて来やすい。忘れ物があっても近くのスーパーで調達できて便利だ」と話した。

 雪中キャンプ場は冬場の誘客を図るとともに、コロナ禍でソロキャンプや少人数キャンプの需要が増えると見込み開設した。

 テント約25張りを設営でき、テーブルや椅子、調理用のカセットこんろなどはレンタル可能。近くにスーパーや温泉施設があり、夜間も周辺施設のトイレを利用できる。

 森のえきが来場者に取ったアンケートによると、初めて町を訪れたという人が比較的多いほか、「山林に囲まれ、風にあおられる心配が少ない」と評価する声があった。テントを張りやすいよう除雪を求める人もいた。本格オープンに向けての参考にする。

 森のえきスタッフで町商工会職員の高瀬由里子さん(52)は「予想を上回る反響に手応えを感じている。雪中キャンプ場を新たな観光資源として生かすため、利用者が感じた問題点などを参考にする」と話している。

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