大森山動物園のアフリカゾウ「だいすけ」天国へ、推定31歳

多くの人に愛されたアフリカゾウのだいすけ(大森山動物園提供、昨年7月)
 秋田市のあきぎんオモリンの森(大森山動物園)は5日、2頭いるアフリカゾウのうち、雄の「だいすけ」(推定31歳)が死んだと発表した。死因は分かっていないが、両方の後ろ脚の状態が悪く、昨年10月からは部屋の外に出られなくなっていた。

 だいすけは元々は野生のゾウで、南アフリカ共和国で生まれた。1990年の推定1歳の時、秋田市政100周年事業の一環として雌の花子(推定31歳、現在は仙台市八木山動物公園)と一緒に来園した。温厚な性格で人を嫌うことがなく、長年にわたって多くの県民に愛された。

 園では繁殖活動のため、18年9月に花子を八木山動物公園に送り出した。同年10月には八木山から雌のリリー(推定31歳)を迎え入れ、屋外展示場で一緒に過ごしコミュニケーションを取るなどしていた。

 大森山動物園によると、飼育下でのアフリカゾウの雄の寿命は長くて40歳ほど。だいすけは来園した頃から歩き方に癖があり、脚に変形が見られ、近年は加齢や体重増加に伴い負担がかかっていた。昨年10月から右後ろ脚の関節が腫れるなどの症状が出始めて屋外展示場に出なくなり、その後リリーの寝室への移動もできなくなっていた。

 5日午前7時過ぎ、ゾウ舎の寝室でだいすけが倒れ込んでいるのを出勤した職員が発見。すぐに専用の機材でだいすけの体勢を立て直そうと試みたがかなわず、午前9時28分に死んだことが確認された。今後、園の獣医師らが死因を調べる。

 担当飼育員の山上昇さん(49)はだいすけが推定2歳の頃から30年近く飼育を担当してきた。「どう受け止めていいか、まだ気持ちの整理が付いていない。多くの人に愛され、だいすけは幸せだったと思う。飼育員としてさまざまな経験をさせてもらったので、ありがとうと言いたい」と話した。

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