クウェートへ感謝乗せ 三陸鉄道、ヘッドマーク付け今月運行

特製ヘッドマークを付けた感謝列車の隣に並んだハサン・モハメッド・ザマーン駐日クウェート国特命全権大使(左から2人目)ら関係者
 三陸鉄道(宮古市、中村一郎社長)は1日、クウェート国復興支援感謝列車の運行を開始した。クウェートは東日本大震災後、同社に約20億円を支援し、車両新造や駅舎再建に役立てられた。震災発生から10年に当たり、特製ヘッドマークを取り付けた車両が3月末まで走り、感謝の気持ちを発信する。

 出発式は宮古駅で行われ、来賓のハサン・モハメッド・ザマーン駐日クウェート国特命全権大使が「美しい岩手はクウェートの寄付ではなく、皆さんの決意、血のにじむような努力のたまもの。三陸鉄道が人々をつなぎ、復興と未来への希望のメッセージを伝え続けることを願っている」とあいさつした。

 中村社長は「大変力強く心温まる支援をいただき、運行再開に大きな貢献をいただいた。多くの方に列車を利用いただき、クウェートの支援について理解を深めてほしい」と述べ、テープカットや宮古保育園の園児12人による踊りで感謝を伝えた。

 三鉄はクウェートからの支援金約20億円を津波で流失した島越駅(田野畑村)の駅舎再建や車両8両(一般車両6両、お座敷車両1両、レトロ調車両1両)新造などに活用。新造車両にはクウェートの国章や、アラビア語、英語、日本語による感謝の言葉が刻まれている。

 4種類8枚作られたヘッドマークを取り付けた感謝列車8車両は3月末まで運行を予定。14日まで一部の社員がクウェートの民族衣装を着て仕事に当たる。

 出発式で園児の踊りを見守った中村吉徳園長は「三鉄復活は地域住民に希望や勇気を与えてくれた。多くの支援に感謝し、三鉄のように力強く前に進んでいきたい」と話した。

 1日は出発式に先立ち、ザマーン大使夫妻とクウェート大使館関係者が達増知事を表敬訪問した。

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