サケご飯 缶詰でいかが 釜石の2社、4月上旬から全国発売

「缶tan鮭ごはん」をPRする三浦行男工場長(右)と大瀬優輝課長代理
 釜石市鵜住居(うのすまい)町の水産加工業、双日食料水産釜石工場(三浦行男工場長)と津田商店(津田保之社長)はサケフレーク入りのご飯缶詰「缶tan鮭(さけ)ごはん」を開発した。東日本大震災で被災した両社が連携し、長期保存と手軽さを追求した商品。近年多発する自然災害と新型コロナウイルスの感染拡大で非常食の需要が高まる中、4月上旬から全国販売する。

 県産の秋サケとひとめぼれを使った商品は、あっさりとした塩味と香ばしいしょうゆ味の2種類。賞味期限は3年。湯煎するとおいしさが増すが、そのままでも食べられる。スーパーマーケットやドラッグストア、道の駅などで販売し、1缶(180グラム)500円前後を見込む。

 サケフレークを主力とする双日食料水産が原料を加工し、津田商店が調味料などを加えて缶詰に仕上げた。防災食のほか、キャンプ飯としてもお薦めする。

 震災で大槌町の工場が全壊した両社は、2012年に同市鵜住居町に新工場を再建。今回の商品は被災企業の視点を取り入れており、三浦工場長は「社員にヒアリングした結果、震災時の配給はパンよりもおにぎりの評判が良かった。さけおにぎりをイメージして開発した」と説明する。

 今後の課題は湯煎しなくても軟らかい食感を保つこと。津田商店営業部の大瀬優輝課長代理(31)は「そのままでよりおいしく食べてもらえるよう水分量の調整など改良を重ねたい」と意欲を示す。

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