感謝の汽笛 高らかに 宮古・浄土ケ浜遊覧船ラストラン

テーピングセレモニーで、みやこ浄土ケ浜遊覧船の最後の運航を見送る市民ら
 プオーン-。約1分のラストホーンが澄んだ空と海にこだました。11日に運航最終日を迎えた宮古市のみやこ浄土ケ浜遊覧船。多くのファンがラストランに乗船し、それぞれの思い出を胸に刻んだ。

 午後1時40分の最終便には約130人が乗船し、地元山口太鼓の会の勇壮なパフォーマンスや大漁旗に見送られて出航。洋上では潮吹穴など三陸の美しい景観を目に焼き付け、海鳥に「ウミネコパン」を与えて楽しんだ。

 帰りの航路、マリンガイドと県北バス遊覧船事業部の八重樫真部長が乗客や関係者への感謝を込めて「上を向いて歩こう」の替え歌を披露する一幕も。船内に大きな拍手が響いた。

 最後の機会ということで初めて乗船した人も多かった。家族と訪れた盛岡市南仙北の団体職員清水崇さん(47)は「子どもたちに思い出を残してあげることができてよかった」とうなずいた。

 2022年5月には公設民営の遊覧船が就航する予定。宮古高教諭の大内田達彦さん(30)は「来年再開したらまた乗りたい」と期待を込めた。

 午後2時25分。船長の坂本繁行さん(72)の指示で、乗客を代表し島香颯太(そうた)君(千徳小6年)、隼士(はやと)君(同3年)兄弟が遊覧船の最後を告げる汽笛を鳴らした。

 坂本さんは「無事に運航を終えほっとした。(汽笛を鳴らした)2人のように若い人たちに遊覧船の未来を託したい」と晴れやかな笑顔を見せた。

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