コロナ早期収束願い「えい」 青森県抜刀道連盟

鋭い太刀さばきを披露する会員

 青森県抜刀道連盟(木村次郎会長)は3日、初代弘前藩主津軽為信をまつる弘前市の革秀寺で、新年恒例の奉納演武を行った。会員ら7人が新型コロナウイルスの早期収束を願い、鋭い太刀さばきを見せた。

 同連盟が同寺で奉納演武を行うのは今年で27回目。本堂では、古流の形などのほか空中につるした新聞紙を断ち切る「紙一重の技」を奉納。雪がちらつく境内では「稲妻」「六段斬(ぎ)り」などの形で、畳表を筒状にした巻きわらを切り落とす据物(すえもの)斬りを披露した。観衆らは、美しい所作で鮮やかに巻きわらを切り落とす演武者の姿に見入り、しきりにシャッターを切っていた。

 宮崎武首席師範兼理事長は「新型コロナで大変な状況の中、みんな一生懸命やってきた。とてもうまかった」と講評。形や据物斬りを披露した清野博文教士八段は「新型コロナをぶった切るという気持ちで臨んだ。新年の生活の安寧と経済が豊かになることを願い奉納した」と話した。

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