「八幡平マッシュルーム」地域団体商標に 県内7件目の登録

地域団体商標の登録証と八幡平マッシュルームを手に、安定供給を誓う船橋慶延理事長
 八幡平市松尾寄木の企業組合八幡平地熱活用プロジェクト(船橋慶延(よしのぶ)理事長)が生産する「八幡平マッシュルーム」が、特許庁の定める地域団体商標に登録された。県内では7件目、八幡平の名が同商標に登録されるのは初めてだ。湧き水や地熱、馬など同市の豊かな環境を生かした農作物として、関係者はさらなる知名度アップや需要増、地域活性化へ力を入れる。

 八幡平マッシュルームは同組合が運営する農場・ジオファーム八幡平で、ホワイトとブラウンの2種類を生産。岩手山麓の豊富な湧き水や冷涼で乾燥した地域性を生かし、しっかりとした食感と深い風味を持つ。

 栽培ハウス4棟は隣接する温泉施設から熱水を引き、室温を管理調整。現在は引退した競走馬をメインに25頭を管理し、馬ふんと敷きわらを活用した堆肥を栽培に取り入れている。2019年度は県内外へ69トンを出荷した。

 地域団体商標は地域の事業協同組合や農業協同組合などの「地名+商品(サービス)名」からなる商標。地域ブランドの保護や地域経済の活性化支援などを目的に06年から導入された。

 県内では他に「いわて牛」「南部鉄器」などが登録。直近では17年の「岩泉まつたけ」以来、3年ぶりの新規登録となった。

 登録を受け、17日に同市野駄の市役所を表敬した船橋理事長(38)は「唯一の産地として生産態勢を整え安定供給に努める。将来的には馬に関わる人づくりも含め、馬とマッシュルームの文化を根付かせていきたい」と情熱を注ぐ。

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