東京→大仙移住の夫婦、古民家改修し飲食店開業

大仙市へ移住し高梨商店を開いた松本さん夫婦
 東京から秋田県大仙市へ移住した夫婦が、古民家を改修した飲食店「高梨商店」をオープンさせた。店を営むのは山口県出身の松本さとりさん(35)と、旧仙北町出身の夫紘幸さん(37)。飲食店の枠を超え、幅広い世代の人が交流できる場所にしようと奮闘している。



 高梨商店は仙北地域にある築130年以上の古民家をリノベーションした木造平屋建て。高梨小学校の向かいにあり、店先に置かれたオレンジ色のキッチンカーが目印となっている。



 看板メニューは、ローストチキン。2時間ほどかけてじっくり低温で焼き上げており、ナラの木でいぶした香りとうま味があふれるやわらかな食感が特徴だ。丸ごと1羽(4人前、税込み2500円)のほか、半分や4分の1サイズでも購入できる。敷地内で育てた野菜も添えられている。

 東京では、2人それぞれが飲食店を経営。さとりさんはオフィス街やイベントに出店するタコライスのキッチンカー、紘幸さんはアウトドア料理を提供する居酒屋を営んでいた。いずれも人気店だったが、生活のために働く現状に不安を抱くことも多かったという。

 「ずっと田舎暮らしに憧れていた。食を追求するうち、伸び伸びした環境で自分が育てた野菜を使って料理したいと思うようになった」(さとりさん)。紘幸さんが地元で開業したいと考えていたこともあり、移住を決めた。

 昨年12月に引っ越し、古民家を地元の工務店とともに改修した。壁に杉皮やタイルを張るなど一部の仕上げ作業は自力で行い、先月下旬にオープンした。



 2人の目標は「みんなが集まれる場所にすること」。イベント会場としての活用や小物の販売も視野に入れ、店名を「食堂」ではなく「商店」とした。

 さとりさんは「お客さんにこのお店の使い方を決めてもらいたい」、紘幸さんは「若い人には店を使って自由に挑戦し、仲間を増やしてほしい。『地元でも面白いことができる』と感じてほしい」と語る。

 テークアウトに加え、店内でランチ営業も行っている。今後、弁当の配達なども順次始める予定。2人は「世代を超えて交流できる場所になれるよう、周囲の人の力を借りながら進めていきたい」と意気込んでいる。

 営業は水―土曜。テークアウトは午前11時~午後6時、ランチは2時半まで。移住やリノベーションする際の参考にしてもらおうと、これまでの経緯も店のブログで紹介している。問い合わせは高梨商店TEL0187・73・7871

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