郷土の味「カニのふわふわ」 陸前高田の食堂、食の匠直伝レシピ

はしもっちゃんで提供が始まった「カニのふわふわ」(右)
 陸前高田市横田町の川の駅よこた内の食堂はしもっちゃんは、地元の郷土料理「カニのふわふわ」の提供を始めた。気仙川で取れたモクズガニをすりつぶして作る汁物で、独特の食感と凝縮されたカニのうま味が特長。県「食の匠(たくみ)」から教わった直伝の味だ。市内で味わえる店舗は他になく、「古里の味を多くの人に知ってほしい」と願う。

 カニのふわふわはモクズガニを丸ごとすりつぶし、こした汁にホウレンソウや豆腐を入れてしょうゆで味付けする。同市横田町などの気仙川流域で長く愛されてきた料理だ。

 同店はモクズガニの漁期に合わせて9月から提供を始めた。単品は450円、「俵おにぎり」または「おいなりさん」各2個、漬物とのセットは630円。どんぶりメニューと単品を一緒に注文する客が多い。

 はしもっちゃんは地元の菅野勝さん(50)、美智代さん(49)夫婦が今年4月に開店。勝さんの母琢子(たくこ)さん(81)が同料理で県の「食の匠」に認定されており、夫婦でレシピを教わった。

 1日8~10食程度の注文があり、リピーターもいる。カニは地元の漁業者から毎週約50匹を購入する。当面は年末か来年1月ごろまでの提供を予定するが、通年提供も検討する。

 毎年秋の「横田あゆの里まつり」でも提供されていたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で催しが中止となった。勝さんは「地元の人には懐かしさを感じてもらい、初めて食べる人にもおいしさを知ってほしい」と語る。

 営業時間は午前10時~午後3時。定休日は毎週水曜と毎月第4日曜。問い合わせは同店(090・6259・4504)へ。

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