オンラインで27日「鎌鼬の里芸術祭」 作品披露へ

旧長谷山邸の土間で作品を制作するアーティスト
 秋田市出身の舞踏家土方巽(ひじかた・たつみ)(1928~86年)の写真集「鎌鼬(かまいたち)」(69年刊)が撮影された羽後町田代地区で27日、「鎌鼬の里芸術祭」が行われる。今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、現地に来場してもらう形ではなく、オンラインで撮影地を巡るツアーやアーティストが制作した作品を楽しんでもらえるようにする。

 鎌鼬の里芸術祭は、土方の資料を展示する「鎌鼬美術館」を運営するNPO法人「鎌鼬の会」(菅原弘助理事長)が2016年から開催。例年は国内外から舞踏家を招き、同美術館が入る旧長谷山邸で舞踏や郷土芸能などが披露されてきたが、今年は密集を避けるためウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用する。

 NPOの会員らが田代地区内の「鎌鼬」撮影地を巡り、ズームを通して撮影当時のエピソードなどについて解説する。また、画家の香川大介さんや和紙アーティスト・柳井嗣雄さんが18日から順次同地区入りして制作活動を行っており、芸術祭当日は2人の作品をお披露目する。毎年恒例の舞踏パフォーマンスも配信。舞踏家の辻たくやさんと南阿豆さんが踊りを披露する。

 菅原理事長は「一時は中止も検討したが、運営に協力する若い世代を中心にアイデアを出してくれた。コロナ禍をきっかけにして、発信の方法の可能性が広がるのではないか」と話した。

 午後3~6時。「鎌鼬オンラインツアー」は同ツアーフェイスブックページの専用フォームから申し込む。その後受け取ったメールからパスワードを入力して参加できる。問い合わせは担当・小森さんTEL070・4221・8502

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