
秋田市の千秋公園で、二の丸跡の広場西側に並ぶサツキの中に、ハート形に見えるものがある。自然にこの形になったものではなさそうだ。同公園を管理する市公園課に尋ねた。
ハート形のサツキは2本あり、1本は高さ1・7メートル、もう1本は80センチほど。丸く整えられたほかのサツキとは、明らかに違う形だ。
「これは5年前、私が思いついて担当職員に剪定(せんてい)してもらったものなんです」。現在の形になった2015年当時、市公園課の施設担当課長だった保坂源栄さん(62)が語る。
保坂さんが旅行で京都市を訪れた際、東福寺の庭園でハート形のサツキの木を見かけた。千秋公園にも同じ形の木があれば、見つけた人に幸せを感じてもらえるのではないかと考えたという。
担当の職員が木を段階的に刈り込んでハートの形を作った。例年、花が散った後の7月に形を整えている。
知る人ぞ知る存在にしようと、積極的なPRはしなかった。市職員にも知らない人がいるほど。現在の施設担当課長、桜庭竹士さん(51)は、「私も、言われて初めて存在を知った。公園課の中でも知っている人はほとんどいなかった」と話す。
きれいな形が見られるのは、冬囲いをする11月ごろまでという。保坂さんは「自分が考えたハート形が今まで続いているのがうれしい。市民が千秋公園に親しむきっかけになってくれたらいい」と話している。
二の丸跡は「秋田犬ふれあい処(どころ)」のある一帯。二つのハートを探しに、千秋公園に足を運んでみてはいかが―。
ハート形のサツキは2本あり、1本は高さ1・7メートル、もう1本は80センチほど。丸く整えられたほかのサツキとは、明らかに違う形だ。
「これは5年前、私が思いついて担当職員に剪定(せんてい)してもらったものなんです」。現在の形になった2015年当時、市公園課の施設担当課長だった保坂源栄さん(62)が語る。
保坂さんが旅行で京都市を訪れた際、東福寺の庭園でハート形のサツキの木を見かけた。千秋公園にも同じ形の木があれば、見つけた人に幸せを感じてもらえるのではないかと考えたという。
担当の職員が木を段階的に刈り込んでハートの形を作った。例年、花が散った後の7月に形を整えている。
知る人ぞ知る存在にしようと、積極的なPRはしなかった。市職員にも知らない人がいるほど。現在の施設担当課長、桜庭竹士さん(51)は、「私も、言われて初めて存在を知った。公園課の中でも知っている人はほとんどいなかった」と話す。
きれいな形が見られるのは、冬囲いをする11月ごろまでという。保坂さんは「自分が考えたハート形が今まで続いているのがうれしい。市民が千秋公園に親しむきっかけになってくれたらいい」と話している。
二の丸跡は「秋田犬ふれあい処(どころ)」のある一帯。二つのハートを探しに、千秋公園に足を運んでみてはいかが―。