
田野畑村が同村菅窪(すげのくぼ)に整備していた体験型交流施設が完成した。高齢者福祉施設「生きがいの館」として活用していた古民家を改修したもので、昭和初期の趣が感じられ、宿泊もできる。住民らは交流人口拡大の拠点として年度末の本格開業へ期待を膨らませた。
完成見学会が22日に開かれ、石原弘村長や村産業振興課の工藤光幸課長が経緯や整備概要などを説明。住民らは年季の入った太いはりや柱、美しい細工が施された建具など昭和初期からタイムスリップしたような建物内部を見学した。
木造2階建て、延べ床面積約350平方メートルで、総事業費は1億3577万円。ダイニングキッチンや浴室を備え、最大20人が宿泊できる。来年3月までに三陸道沿いに整備される道の駅に近接しており、三陸道で訪れたグループの簡易宿泊や、地元食材を使った料理教室などで交流人口拡大を見込む。
村は施設の愛称を28日まで募集。道の駅開業に合わせて施設も本格開業する見込みで、運営主体や利用料など具体的内容は今後決める。
古民家は1930(昭和5)年に当時の工藤精作村長が住家として建築し、親族が86年に村に寄贈。村は高齢者福祉施設として活用していたが、10年以上前に利用が途絶えた。
工藤村長の孫で、見学した盛岡市小鳥沢の会社員工藤賀庸(よしのぶ)さん(62)は「原形が保たれており懐かしい。開業したら親戚で宿泊してみたい」と喜び、石原村長は「来年3月前のプレオープンを目指したい。みんなが集い、心癒やせる場としたい」と話した。
完成見学会が22日に開かれ、石原弘村長や村産業振興課の工藤光幸課長が経緯や整備概要などを説明。住民らは年季の入った太いはりや柱、美しい細工が施された建具など昭和初期からタイムスリップしたような建物内部を見学した。
木造2階建て、延べ床面積約350平方メートルで、総事業費は1億3577万円。ダイニングキッチンや浴室を備え、最大20人が宿泊できる。来年3月までに三陸道沿いに整備される道の駅に近接しており、三陸道で訪れたグループの簡易宿泊や、地元食材を使った料理教室などで交流人口拡大を見込む。
村は施設の愛称を28日まで募集。道の駅開業に合わせて施設も本格開業する見込みで、運営主体や利用料など具体的内容は今後決める。
古民家は1930(昭和5)年に当時の工藤精作村長が住家として建築し、親族が86年に村に寄贈。村は高齢者福祉施設として活用していたが、10年以上前に利用が途絶えた。
工藤村長の孫で、見学した盛岡市小鳥沢の会社員工藤賀庸(よしのぶ)さん(62)は「原形が保たれており懐かしい。開業したら親戚で宿泊してみたい」と喜び、石原村長は「来年3月前のプレオープンを目指したい。みんなが集い、心癒やせる場としたい」と話した。