葉っぱもモグモグ、キリンの赤ちゃんすくすく 大森山動物園

順調に成長しているキリンの赤ちゃん。左は父カンタ=23日
 秋田市浜田のあきぎんオモリンの森(大森山動物園)で7月に生まれた雄のキリンの赤ちゃんが順調に成長している。体重は生まれた時から40キロ近く増加し、最近は葉も食べるようになった。人工保育ではあるが、担当飼育員の柴田典弘さん(46)は「想定以上の成長ぶり」と口にする。

 キリンの赤ちゃんは7月14日、父カンタ(10歳)と母リンリン(15歳)の間に誕生した。同園では13年ぶりの繁殖だった。リンリンが15歳と高齢での初産だったことから死産や難産の懸念もあったが、無事に生まれ、現在まで健康に過ごしている。

 出生時体高約175センチ、体重52キロだった赤ちゃんは24日現在、体高約190センチ、体重88キロまで成長した。出生時からしばらくミルクを与えてきたが、最近は桑の葉や固形飼料も食べるようになった。健康管理のため体重を毎朝量っており、現在は1日1キロ~1・5キロのペースで増えているという。

 母リンリンとの同居訓練も進む。出産直後、リンリンが赤ちゃんに興味を示さなかったことから飼育員による人工保育を実施。リンリンは徐々に赤ちゃんに興味を示し始め、現在は屋外で柵越しに顔を近づけてスキンシップを取るようになった。

 人工保育の実施は、出生から半年がたつ来年1月までを見込んでいる。同じ寝室内での母子同居を目指し、9月末までに屋外での同時展示を行いたい考え。

 キリンの赤ちゃんは出生時から同園の人気者だ。23日はその姿を一目見ようと多くの人が展示場に足を運んだ。

 赤ちゃんは屋外を走り回ったり、飼育員から与えられたミルクを勢いよく飲んだりと元気いっぱい。リンリンやカンタと顔を近づけて同じ枝の葉を食べる様子も見られた。

 友人3人と訪れた同市大町の伊藤滋子さん(69)は「生まれてから見に来るのは3回目。赤ちゃんというよりもう子どもという感じで、成長が早いと思った」と話した。

 柴田さんは「成育は極めて順調だが、高齢初産だったことを考えると気は抜けない。3頭の同時展示を目指して、まずは細部にわたっての健康観察を続けたい」としている。

■呼びやすい名前つけてね、9月1日から園内に応募用紙

 大森山動物園は、雄のキリンの赤ちゃんの名前を公募する。9月1日から園内に応募用紙を設置して受け付ける。

 用紙は1~22日、入り口のビジターセンターに設置し、その場で1人1案を記入して応募する。これまで同園で飼育された「ジュン」や「たいよう」など17の名前は除く。片仮名に限らず、平仮名や漢字の案も受け付ける。

 これらを基に園職員が協議した上で、10月4日に予定されるイベント「秋の動物ふれあいフェスティバル」で発表する。

 同園は「飼育員が普段から呼びやすく、多くの人に親しまれるようなオンリーワンの名前を考えてほしい」としている。

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