
知的障害のあるアーティストの作品を衣料品などにして販売する花巻市のヘラルボニー(松田崇弥社長)は、盛岡市菜園のカワトク内に同社初の直営店を構えた。これまでのネット販売よりも、作品の風合いや作者の人となりを肌で感じてもらう場として、障害者のアートの魅力を本県から発信する。12月末までの出店だが、今後常設も目指す。
店舗にはこれまで手掛けたアートハンカチやネクタイ、Tシャツ、ジャケットなどが並ぶ。四角や丸、色彩を組み合わせた模様、デザインといった作者の世界観を実際に手に取りながら感じることができる。
同社は2018年、松田社長(29)が双子の兄文登副社長と設立。花巻市の「るんびにい美術館」など、知的障害のあるアーティストが描いた絵のデータを商品化し、販売価格の一部を作者に還元しながら魅力を発信してきた。
これまで自社サイトでの販売が中心だったが、より作者の個性を伝えられる場として出店を決めた。店頭に立つ社員の深沢佳歩さん(23)=東京都出身=は、自身も作品を気に入り入社した一人で「作者が今どんな創作に取り組んでいるか、生の情報を伝えることでより多くのファンがついてほしい」と意気込む。
社名は松田さん兄弟の兄で自閉症の翔太さん(32)が自由帳に書いた言葉にちなむ。「異彩を、放て。」を同社のミッションに掲げ、一見意味がないと思われるものの価値を高め世の中に送り出す。
文登副社長は「アートの素晴らしさを通じて作者の個性が認められ、誰もが生きやすい社会につなげる場にしたい」と思いを込めた。
店舗にはこれまで手掛けたアートハンカチやネクタイ、Tシャツ、ジャケットなどが並ぶ。四角や丸、色彩を組み合わせた模様、デザインといった作者の世界観を実際に手に取りながら感じることができる。
同社は2018年、松田社長(29)が双子の兄文登副社長と設立。花巻市の「るんびにい美術館」など、知的障害のあるアーティストが描いた絵のデータを商品化し、販売価格の一部を作者に還元しながら魅力を発信してきた。
これまで自社サイトでの販売が中心だったが、より作者の個性を伝えられる場として出店を決めた。店頭に立つ社員の深沢佳歩さん(23)=東京都出身=は、自身も作品を気に入り入社した一人で「作者が今どんな創作に取り組んでいるか、生の情報を伝えることでより多くのファンがついてほしい」と意気込む。
社名は松田さん兄弟の兄で自閉症の翔太さん(32)が自由帳に書いた言葉にちなむ。「異彩を、放て。」を同社のミッションに掲げ、一見意味がないと思われるものの価値を高め世の中に送り出す。
文登副社長は「アートの素晴らしさを通じて作者の個性が認められ、誰もが生きやすい社会につなげる場にしたい」と思いを込めた。