秋田県由利本荘市赤田で毎年8月21、22の両日に開かれる県無形民俗文化財の「赤田大仏祭り」は今年、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止が決まった。
祭りは、高さ約9メートルの「赤田の大仏」で有名な長谷寺(ちょうこくじ)の開祖である是山(ぜさん)禅師(1732~1811年)が始めたと伝えられる。21日は大仏の分身とされる観音菩薩(ぼさつ)像を長谷寺から神明社まで運び、一晩安置する。22日は地域住民が獅子踊りや獅子舞などを披露しながら、みこしに載せた像を長谷寺に戻す。
五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を祈る祭りとして200年以上の歴史があり、全国でも珍しい神仏習合の祭典としても知られる。
祭りを仕切る赤田町内会の田口作内会長(71)は「祭りのために帰省する人やカメラマンが多く集まることから、感染の危険があると判断した。私が知る限り中止は初めて。歴史ある祭りだけに残念だ」と話した。
祭りは、高さ約9メートルの「赤田の大仏」で有名な長谷寺(ちょうこくじ)の開祖である是山(ぜさん)禅師(1732~1811年)が始めたと伝えられる。21日は大仏の分身とされる観音菩薩(ぼさつ)像を長谷寺から神明社まで運び、一晩安置する。22日は地域住民が獅子踊りや獅子舞などを披露しながら、みこしに載せた像を長谷寺に戻す。
五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を祈る祭りとして200年以上の歴史があり、全国でも珍しい神仏習合の祭典としても知られる。
祭りを仕切る赤田町内会の田口作内会長(71)は「祭りのために帰省する人やカメラマンが多く集まることから、感染の危険があると判断した。私が知る限り中止は初めて。歴史ある祭りだけに残念だ」と話した。