聖地軽米から感謝の声 漫画「ハイキュー」最終回、活性化に一役

ハイキュー!!のグッズが所狭しと並ぶファンの交流拠点「集いの広場」=軽米町軽米
 本県出身の古舘春一(はるいち)さんが描く人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」は、20日発売の週刊少年ジャンプ(集英社)で最終回を迎えた。2012年に始まり、シリーズ累計3800万部を売り上げた人気作に幕を下ろした。聖地とされる軽米町には国内外から大勢のファンが訪れ、地域の盛り上げに一役買った作品に感謝の声が相次いだ。

 町内には作品のモデルになったとされる建物や風景が多く、ファンが「聖地巡礼」として各地を巡る姿が定着していた。中心商店街の空き店舗に設けた案内拠点「集いの広場」には、これまでに6千人を超えるファンが訪れた。

 15年に広場を開設した、ふるさと応援隊わ・かるまいの堀米悠平理事(38)は「国内のみならず海外からも多くの観光客が来た。作品の枠を超えてファンと地域住民の交流も生まれている。完結しても作品を通じたつながりを保ちたい」と見据える。

 中心商店街には「ハイキューグッズ」を飾る店が多い。本や文具を扱う松橋商店には、人気キャラクターを描いたタペストリーや古舘さん直筆の色紙がある。店で働く松橋道子さん(73)は「ファンの中には『聖地・軽米で買った漫画だから』と大切に持ち帰る人もいた。多くの若者が町内を訪れて活性化した」と恩恵を実感する。

 作品は観光客を呼び込むきっかけをもたらした。町産業振興課の畑中幸夫商工観光担当課長は「ファンの皆さんが作品とともに、聖地・軽米を大切に思ってくれていると感じる。訪れるファンも古舘さんも本当にありがたい」と感謝する。

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