味を守り育み100年 名物ソースカツ丼、一関の誇り

創業当初の味を守り続ける看板メニューのソースカツ丼
 一関市上大槻街の和風レストラン松竹(細川正二店主)は、創業100年を迎えた。創業当時から味を守り続けるソースカツ丼が看板メニューで、住民や観光客の人気を集める。新型コロナウイルス感染症を踏まえた新しい生活様式に対応しながら、客足の回復に向けて奮闘する。

 同店は1920(大正9)年に故細川竹治さんがカフェとして創業。現在は孫に当たる3代目の正二店主(78)と4代目の雄司さん(49)親子が切り盛りする。

 一関地区に多いソースカツ丼の提供店でも、老舗の一つとして知られる。時代に合わせてメニューを増やし、うなぎ料理や丼物の和食のほか、カレーライスなども提供してきたが、今もソースカツ丼目当ての客が大半を占める。

 切り身のカツに、初代から変わることなく受け継がれている自家製のタレをかける。一関産の米とキャベツの上にのせて、うま味が調和した食べ応え十分の一品だ。

 今年2月からはコロナの影響で客足が落ち込み、歓送迎会シーズンの3、4月は団体客のキャンセルが相次いだが、従来からの出前やテークアウトに力を入れてきた。

 6月上旬からは、店内のテーブルに飛沫(ひまつ)を防ぐ透明のアクリル板を設置。換気と消毒を徹底し、テーブル同士の間隔が空くようレイアウトを変更した。

 雄司さんは「伝統ある店舗の雰囲気を大切にしながらお客さまに安心して利用してもらえるよう、感染症対策を講じている。松竹ならではの味を楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 ソースカツ丼はロース900円、ヒレ1350円。営業は午前11時~午後2時、同5時~7時。不定休。問い合わせは同店(0191・23・3318)へ。

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