ゴルゴも20世紀少年も!原画15万点収蔵 横手市まんが美術館

さいとうさんの原画
 秋田県横手市増田まんが美術館は26日、人気漫画家さいとう・たかをさんと浦沢直樹さんの原画計15万点を収蔵すると発表した。2人が手掛けた全作品の原画が同館に収められる。この日の発表に合わせ、高橋大市長とさいとうさんがオンラインで対談した。

 さいとうさんの原画は、代表作「ゴルゴ13」をはじめ約11万点を収蔵する。ゴルゴ13は、国籍不明のスナイパーが世界中を飛び回り、完璧な仕事ぶりで紛争やトラブルを解決する内容。1968年から連載している。

 浦沢さんの原画は約4万点。天才的な柔道の素質を持つ少女の青春を描いた「YAWARA!」をはじめ、「20世紀少年」や「MONSTER」、「MASTERキートン」など多くのヒット作が収蔵される。

 2人とも編集者の働き掛けで収蔵が決まった。既に一部の原画は収められており、1階の「マンガの蔵展示室」で目にすることができる。スケジュールの都合で本年度内に企画展は行えないが、ファンの要望に応じて出張展示などを検討する。

 対談は、高橋市長のいる同館とさいとうさんのいる東京を結び行った。高橋市長は「原画の収蔵で、多くのファンが訪れるきっかけになると期待している」、さいとうさんは「多くの人に見てもらえればありがたい。(新しくなった)まんが美術館に一度お伺いしたい」と話した。

 市はコロナ後の経済再生に向け、まんが美術館を活用して文化観光の振興を図る考え。高橋市長は「漫画家の人生、命である原画を預けてもらい、市民にとって誇らしい」と強調した。大石卓館長は「日本を代表する漫画家2人が原画を託してくれ、身が引き締まる思い」と話している。

 同館は、さいとうさんの別の原画を1995年のオープン当初から展示している。浦沢さんの作品の収蔵は初めて。2人の原画を全て収蔵すれば、総数は40万6669点となる。

 まんが美術館は昨年5月にリニューアルオープン。2019年度の入場者は14万3千人で、目標の12万人を上回った。

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