まんが美術館や増田の町並み、スマホで多言語対応音声ガイド

スマホから利用できる音声ガイド
 秋田県横手市は、増田地域の増田まんが美術館と歴史的な建物が立ち並ぶ町並みにまつわるストーリーを紹介する多言語対応の音声ガイドサービス「まんが美術館とまち歩き」を始めた。ウェブサイトとスマートフォンアプリ(アイフォーンのみ)から利用できる。増田地域に足を運ぶきっかけをつくるとともに、地域内の回遊性を高める狙い。

 サービスはトラベルガイドサイト「ON THE TRIP」(https://on-the-trip.net/)にアクセスするか、音声ガイドアプリをダウンロードすると、無料で利用できる。現地でもスマホで手軽に使えるように美術館、観光物産センター「蔵の駅」、市指定文化財「旧石田理吉家」にトラベルガイドサイトのQRコードを用意した。

 日本語、英語、中国語の音声とともに、テキスト、写真が表示される。美術館については、設立の経緯や建物の概要を説明。「未来の漫画家にとって、一番大事なことは、一流の漫画家の本物の原画を見ること」という市出身の漫画家矢口高雄さんの言葉を使い、同館が力を入れている原画保存の意義を解説している。

 町並みについては、中七日町通りなどに立ち並ぶ内蔵は内装が豪華で、冠婚葬祭にも使われていたことを伝えている。また、同地域で江戸時代から養蚕と葉タバコ栽培が盛んだったことも紹介している。

 美術館は昨年5月にリニューアルオープン。中七日町通り周辺一帯は、国の重要伝統的建造物群保存地区に2013年に選定された。市はこの2カ所を市内の重要な観光拠点と位置づけている。しかし、数百メートルしか離れていないのに、片方しか訪れない観光客がいることが課題となっている。

 市文化振興課は「現地にいなくてもガイドサービスにアクセスでき、興味を持ってもらうきっかけになる。さらに多くの人に足を運んでもらいたい」としている。

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