食レポ動画で山田発信 体験観光コーディネーターの福舘さん

山田町の加工食品を調理し、動画で紹介する福舘藍さん
 山田町の体験型観光の窓口を担う「やまだワンダフル体験ビューロー」の体験観光コーディネーターに、同町山田の福舘藍さん(34)が先月から加わった。新型コロナウイルス感染症の影響で体験ツアーの予約を停止した期間を活用し、売り上げが落ちている町内の食品加工業者を支援しようと商品のPR動画を制作。動画投稿サイトや会員制交流サイト(SNS)で公開し、オンラインでの販路拡大を後押しする。

 福舘さんが商品を調理し、食べながら企業や開発の裏話を紹介する。撮影と編集は全て自身のスマートフォンで行い、工場や三陸鉄道の車内など各地でロケを重ねる。現在は5事業者の商品を紹介。同ビューローのユーチューブなどで公開し、フェイスブックでは広告として全国の利用者を対象に発信している。

 PR動画に出演した同町大沢の水産加工業、山田の牡蠣(かき)くんの佐々木俊之社長(63)は「例年は全国のデパート催事に参加して売り上げがあったが、今年は全て中止になっている。ネットで宣伝してくれるのはありがたい」と感謝する。

 福舘さんは4月まで町内の居酒屋などで勤務。店の常連で同コーディネーターとして事業を1人で担っていた服部真理さん(52)の仕事に関心を持ち、コーディネーターの公募に手を挙げた。働きぶりを知る服部さんは「笑顔でおいしそうに食べるだけでなく、SNSの使い方もうまい」と期待する。

 同ビューローは感染防止のため4、5月は事業を休業したが、6月から再開。秋以降の修学旅行などの需要を見据え、2人体制で準備を進める。福舘さんは「観光に関わることで町を深く知ることができ、人と人をつなぐやりがいがある。自分の個性を生かして山田の良さを面白く伝えていきたい」と意欲を高める。

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