漆で地域を活性化 盛岡・上米内駅を一新

リニューアルオープンした上米内駅を紹介する細越確太代表理事
 盛岡市のJR山田線上米内駅が地域活性化の拠点として生まれ変わった。木造平屋の駅舎を大規模改修し、漆工房や漆器の展示スペースを設置した。

 駅務室だった部屋では県内外の漆職人が制作した漆器を展示販売する。新設の工房では塗師が漆塗りを披露し、作業風景が見学できる。隣接するカフェではコーヒーや紅茶でくつろげる。

 改装は漆の増産に取り組む同市の次世代漆協会が、地域活性化を目的とした無人駅の活用をクラウドファンディングで支援するJR東日本のプロジェクトに応募。36件の応募の中から新潟県三条市の信越線帯織駅とともに選ばれた。120万円の資金が集まり、3月に着工した。

 駅利用者の金野敏子さん(61)は「開放的になり、駅から見える景観も良い。お茶を飲みにこれからも来たい」と声を弾ませる。同協会代表理事の細越確太(ほそごえ・かくた)さん(56)は「今後は漆にまつわるイベントを積極的に行っていきたい」と意気込む。

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