半年ぶりに開山したむつ市の恐山。新型コロナウイルス感染拡大防止による外出自粛の影響か参拝者はまばらだった=1日午前11時すぎ

 日本三大霊場の一つ、青森県むつ市の恐山が1日、冬季間の休山を終え半年ぶりに開山した。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛要請の影響からか参拝者はまばらで、境内は静寂に包まれていた。

 恐山は硫黄のにおいが立ちこめる岩場の一帯が「地獄」に、宇曽利山湖をとりまく白砂の浜が「極楽」になぞらえられており、神秘的な雰囲気が漂う。参拝者は納骨塔や慈覚大師堂、水子供養御本尊、賽の河原、震災慰霊塔などをゆっくりと巡り、手を合わせて亡き人をしのんでいた。

 夫婦で子どもの供養に訪れたという県内在住の30代女性は「毎年ゴールデンウイーク期間中に参拝に来ている。今年は(外出自粛要請の影響で)恐山が開いているか不安だったが、無事に参拝できて良かった」と話した。

 山門の前で、観光客向け集合写真用のひな壇を設置していた、カメラのみなみや(むつ市)の社員工藤稔幸さんは「大手旅行社からの予約はゼロ。個人の参拝者数も、例年の数百分の1に感じる」と話した。

 恐山寺務所によると、例年午前6時~午後6時の開門時間を、午前8時~午後5時までに短縮。宿坊の宿泊は受け付けていない。例年7月の恐山大祭の開催は未定。

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