青空の下、コーヒー片手に読書 野田村で移動式カフェオープン

野田村で新たに「新書カフェ」を始めた大門大朗さん(右)。住民が気軽に本に触れる機会を増やす
 青空の下、コーヒー片手に読書を-。2月に野田村玉川に移住した京都大防災研究所研究員の大門大朗(ひろあき)さん(28)は、同村で新たな企画「新書カフェ」を始めた。月1回、移動式屋台に本を並べ、コーヒーも提供。通行人に自由に読んでもらい、本に親しむきっかけ創出を目指す。

 同村野田のひだまり公園で今月から試験実施。初回はリヤカーにパラソルがついた移動式屋台に新書10冊を置き、コーヒーも入れて提供した。コーヒー代はカンパ方式。本は大門さんの私物で「歴史」など毎月テーマを決めて用意する。

 見慣れない屋台に通行人らが興味深く近づき、本を手に取った。人が集うと自然と会話も弾む。久慈市宇部町の郵便局員沢里伸介さん(25)は「いいサービス。続けてほしい」と楽しんだ。

 大門さんは京都府宮津市出身。大阪大大学院人間科学研究科を昨春修了した。同科は東日本大震災後に野田村と相互連携協定を結んでおり、学生たちも被災地研究などで何度も村を訪れている。

 大門さんは今秋、派遣研究員として米国に行く予定で、渡米までに京都を離れ違う場所で暮らしたいとの思いを抱き、学生時代に訪れていた同村への移住を決めた。普段は村で震災後の被災地支援などを研究している。今回はまちづくり活動の一環として、住民の読書機会を増やすことを目的に手弁当で企画した。

 今後は村内で毎月不定期で実施していく予定。「神出鬼没にしたい」と笑う一方で「来てほしいという声があればどこにでも行く。一日カフェ店長も募集している」と呼び掛ける。

 問い合わせは大門さん(080・3832・2775)へ。

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