秋田杉使った「三角庵」でおもてなし やしま雪夜の冬まつり

茶室の組み立てに使う木材を加工する学生。左が相方さん
 秋田県由利本荘市と香川県丸亀市が2014年2月に友好都市協定を結んだことを機に始まった「やしま雪夜の冬まつり」が7、8の両日、由利本荘市矢島町で開かれる。昨年に引き続き県立大本荘キャンパスの学生が参加し、秋田杉で茶室を制作。8日には、矢島高校の茶道部員がお点前を披露して来場者をもてなす。今年は丸亀市から市職員ら3人が訪れ、まつりに参加する。

 旧矢島町(現由利本荘市)と丸亀市は、讃岐の藩主・生駒氏が矢島に移封された縁で02年から交流。14年に友好都市と、災害時相互応援の2協定を結んだ。

 丸亀市から訪れた一行をもてなそうと、同年に地元の児童生徒や住民が雪灯籠やかまくらを作って歓迎したのがまつりのルーツ。翌年から市商工会青年部矢島支部が中心となって、由利高原鉄道矢島駅前を会場に開催している。昨年は同大の学生が矢島駅前の広場に幅約9メートル、高さ約2・6メートルの丸亀城の巨大モニュメントを制作し、来場者の人気を集めた。

 今年は同大大学院の学生4人が参加し、秋田杉の木材を組み立てて茶室を広場に制作。アイデアを出した京都府出身の相方健次さん(23)=システム科学技術研究科1年=は「茶室という小さい空間には、日本のおもてなしの心が表れている。建築物として興味があった」と話す。

 茶室は横約3・5メートル、高さ約3・4メートル、奥行き約2・4メートル。正面に立つと三角形に見えることから「三角庵(さんかくあん)」と名付けた。周りには順番を待つ人がくつろぐ「待合(まちあい)」をイメージしたスペースも設けた。先月末から木材の加工に取り掛かり、5日から組み立てを始めた。きょう7日に完成予定。三角庵の隣には、保存していた部材を使って丸亀城も組み立てる。

 7日は午後4時から三角庵と丸亀城をろうそくで照らし、6時50分から手持ち花火を無料配布して花火大会を行う。

 茶室では8日午前11時から午後1時まで、矢島高茶道部の2年生4人がたてたお茶と和菓子で先着50人をもてなす。

 同大のサークル「地域おこしプロジェクト」も同日、昨年に引き続いて雪合戦を開催。大学生や消防団など8チームが熱戦を繰り広げる。

 また、例年県内外から多くの人が訪れる「やしま冬まつり・酒蔵開放」も8日に同時開催する。町内二つの酒蔵を開放し、駅前には屋台が立ち並ぶ。ミニ四駆大会やポニーが引く馬そり体験なども行われる。

由利本荘市

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