夜空に託宣の火 今年の作柄は 二戸市の奇祭「サイトギ」

勢いよく井桁を木の棒で揺さぶり、火の粉を舞い上げる男衆=30日午後8時40分、二戸市似鳥・似鳥八幡神社
 井桁に組んだまきを燃やし、火の粉が舞う方向などで農作物の作柄を占う二戸市の奇祭「サイトギ」は30日、同市似鳥の似鳥八幡神社(佐藤清寿(せいじゅ)宮司)で行われた。火の粉は真っすぐ夜空へ上がり、今年は「平年作」の託宣が下された。

 下帯姿の男衆14人が水ごりで身を清め、境内のお堂を参拝。ほら貝の合図で、燃え盛る高さ約2・5メートルの井桁に立ち向かった。男衆が井桁を棒で揺さぶると、天高く火の粉が舞い上がり、冬空を赤く染めた。

 毎年訪れている石切所小3年の坂本瞬輔君は「火の勢いがすごく、迫力があった。参加しているお父さんも、一人で棒を持って火に向かっていく姿が格好良かった」と満足げだった。

 サイトギは五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願する伝統行事。400~500年以上の歴史があるとされ、毎年旧暦の1月6日に実施している。

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