千秋美術館の「ベスト」ずらり おばこ写真など厳選130点

色鮮やかな秋田蘭画などが並ぶベストコレクション展
 秋田市立千秋美術館(同市中通)は、所蔵作品から厳選した約130点を紹介する「ベストコレクション展(前期)」を開催している。本県出身の画家による日本画、昭和期の農村の写真などが並ぶ。

 市制130周年と同館開館30周年を記念した企画。前身の秋田市美術館時代から収集してきた約2400点の中から、「秋田蘭画と同時代の画家たち」「秋田ゆかりの近代日本画家たち」「木村伊兵衛と秋田」「岡田謙三と秋田の洋画家たち」の4テーマで作品を選んだ。

 「秋田蘭画と―」のコーナーには8代秋田藩主佐竹曙山(しょざん)(1748~85年)がハスの花を鮮やかに表現した秋田蘭画「紅蓮図」(江戸時代)など、「秋田ゆかりの―」には小坂町出身の福田豊四郎(1904~70年)が雪が積もる生家の薬局を柔らかなタッチで描いた日本画「福田薬局」(1934年)などが並ぶ。

 木村伊兵衛(1901~74年)が本県を訪れ、50年代に撮影した田植えや祭りの写真からは、当時の人々の様子が生き生きと伝わる。県のPRポスターに採用され、野良着姿の女性の表情が印象的な「おばこ・大曲」が来場者の目を引いている。

 秋田市太平から訪れた田口美貴子さん(72)は「秋田蘭画の画力の高さに感心した。洋画、写真などさまざまな分野の作品が一度に見られて楽しい」と話した。

 前期は2月15日まで。一部作品を入れ替える後期は同18日から3月8日まで。午前10時~午後6時。観覧料は一般310円(大学生210円、高校生以下無料)。問い合わせは千秋美術館TEL018・836・7860

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