泣き顔でスネカと約束 大船渡・吉浜で小正月行事

「言うこと、聞きます」。スネカを前に泣きながら約束する竹ケ原柊季ちゃん=15日、大船渡市三陸町吉浜
 大船渡市三陸町の小正月行事「吉浜のスネカ」は15日、吉浜地区で行われた。奇怪な面に、わらみのをまとった24体のスネカが約400戸を回り、子どもたちの健やかな成長を願った。

 自営業白木沢素一さん(62)宅には日没後、2体が姿を現した。鼻を鳴らし、大声ですごむと、同居する孫の竹ケ原柊季(いぶき)ちゃん(2)は「言うこと、聞きます」と泣き顔で答えた。

 スネカは200年ほど前に始まり、吉浜スネカ保存会(柏崎久喜会長)が継承に取り組んでいる。2001年からは吉浜中の生徒も活動に参加しているが、本年度末で閉校となる。

 柏崎会長(69)は「強く、たくましく生きてほしいという先人の願いを、今後も地域の子どもたちと守り続けていきたい」と固く誓った。

 スネカを含む8県10件の行事は18年11月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された。

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