伝統の舞、厳かに ユネスコ登録「大日堂舞楽」奉納

能衆が金や黒の面を着けて太刀を片手に踊る五大尊舞
 国の重要無形民俗文化財で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている秋田県鹿角市の大日堂舞楽が2日、同市八幡平の大日霊貴(おおひるめむち)神社に奉納された。地元の能衆が約1300年前から伝わるとされる伝統の舞を厳かに演じ、参拝客らを楽しませた。

 舞楽を受け継ぐ八幡平地区の4集落(大里、小豆沢、長嶺、谷内)の能衆が、参拝客に取り囲まれた社殿中央の舞台に立ち、太鼓や笛の音に合わせて七つの本舞を奉納。竹をつなぎ合わせて馬をかたどった舞具を身に着けて舞う駒舞のほか、雄、雌、ひなの鶏を演じる鳥舞、金や黒の面を着けて太刀を片手に踊る五大尊舞などを次々に披露した。

 参拝客はじっくり見入ったり、カメラのシャッターを切ったりしていた。鹿角市のかづの観光物産公社が企画した大日堂舞楽などを鑑賞する1泊2日のツアーで来場した青森県平川市の田辺清敏さん(70)は「大日堂舞楽を見るのは今回で2回目。五大尊舞をじっくり見ることができて楽しかった」と話した。

 大日堂舞楽は、718(養老2)年に神社が再建された際、奈良の都から来た楽人が伝えたのが起源とされる。国の平安、五穀豊穣(ほうじょう)、無病息災などの祈りを込め、毎年1月2日に奉納されている。2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された。

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