「ラミーカミキリ」見に来て 温暖化?にかほで東北初確認

梅津さんが今年7月、にかほ市で撮影したラミーカミキリ(県立博物館提供)
 秋田県にかほ市で今夏、東北地方で初めて確認された昆虫「ラミーカミキリ」の標本が、秋田市金足の県立博物館自然展示室で27日まで展示されている。ラミーカミキリは今回の発見まで、関東地方や新潟県南部が生息域の北限とされていた。

 ラミーカミキリは体長15ミリほどで、幕末期に中国から移入してきたとされる外来種。日本国内では西日本を中心に分布し、餌となる植物のムクゲやカラムシ近くでよく見られる。

 発見したのは横手清陵学院中学校の理科教諭・渡部悦美さん(56)。7月14日、にかほ市象潟町にある寺の境内で、子どもと昆虫採集をしていて見つけた。「きれいな虫だ」と思って家に持ち帰り、図鑑で調べたところ「西日本に中心に分布」という記述があったため、珍しいと感じて同館に情報提供した。

 連絡を受けた同館職員が後日、渡部さんの情報を基に周辺を探したところ、にかほ市象潟町から同市芹田までの南北約8・5キロ、東西約3キロ範囲の少なくとも9カ所で生息が確認された。

 昆虫に詳しい同館の主任学芸主事・梅津一史さんは「複数箇所で確認できたので、越冬している可能性が高い」と話す。

 また、北限とされてきた地域よりさらに北の本県で見つかったことについて「温暖化の影響はあるかもしれない。ただ、東北の他県で見つかっていないことを考えると、自力で飛んできたのではなく物資などに紛れて本県に運び込まれ、すみ着いたのかもしれない」と話した。

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